「もう何もしたくない。話もしたくないんだ」
名作アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』より主人公、碇シンジくんのセリフを引用させて頂きました。
人は時折、人間関係に疲れたり大きな挫折を味わうことで無気力で何もしたくない衝動に駆られます。
先の見えない未来、想定する最悪の未来、つまりは死に至る未来。
何もしない、という選択肢は自らに明るい未来を見出せない時、死を身近に感じ取った時に自分を取り巻く世界はいずれは壊れ消え去ってしまう。
その事実を理解した時にすべての行為を無意味なものだと感じてしまい、自らの殻に閉じ籠ってしまう。 これが無気力の極地である鬱病経験者が持つ心情の一端ではないでしょうか?
頑張っても成功する未来が見えないから頑張りたくない、自分の行動に何の意味もないのなら動く意味も無い、幸せになってもどうせ死んでしまうんだから頑張る意味は無い。
死、そして無を意識した時に人は生きる事に価値を見出せなくなるのです。

であれば生きる意味は実際のところ無いのでは?というのが当然の疑問かもしれません。
結論から申し上げますと「はい、無いでしょう」と言わざるを終えません。
多くの哲学者や偉人がこの問いに立ち向かいましたが、大半の人が”意味なんてない“と答えを出しているのだから無いものは無いのでしょう。
ではタナトス(死の欲動)に任せて死を選ぶべきなのか?
それは個人の自由ですが私は推奨しません。
だって死んだら楽しいことが出来なくなってしまいます。
・・・鳩が豆鉄砲をくらったような顔をされている方がいるかもしれませんが、そうでしょう。
死んだら何もできなくなる、辛い事も苦しい事からも解放されるけど無になってしまう。
無になったら楽しい事を経験できなくなっちゃいます。
旅行だって、映画鑑賞だって、スポーツだって、ゲームだって、推し活だって、何でもいいです。
あなたが将来楽しいと思えるかもしれない出来事がすべて出来なくなってしまう。
それは単純に勿体ないじゃないですか、
どうせ死んで無になるのだから好きに生きて好きに死ねばいい。
他人に迷惑をかけたら楽しくなるはずの環境が壊れてしまうのでそれはいけませんが、
そうでないのなら楽しい事のために生きるのがコスパも良いし、悪い話じゃないでしょう?
ここまで話を聞いてもシンジくんのように「楽しい事のために何をすればいいのか分からないよ」と言われる方がいるでしょう。皆同様に答えを見つけられず未知への恐怖に怯え、沈黙を貫き通すのです。
ですが、もう怯える必要はありません。
誠に僭越ながら私から何をすべきか分からない、そんなあなたを救う一つの答えを提示致します。
とりあえず、その場で10回スクワットをして下さい。
素直に聞いて頂けていない方が居るのでもう一度言いますが、
その場で10回スクワットをして下さい。
10回スクワットを終えるまではこの先を読んではいけません。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・。
素晴らしい、この先を読まれてるという事はどうやら10回スクワットをして頂けたようですね。
ありがとうございます!!
・・・え?感謝の言葉じゃなくてスクワットしてやったんだからその意味を教えろ?
ご安心を、ここまで引っ張って”意味なんてない”なんて哲学者みたいな事は言いませんよ。
私は本場の哲学者じゃなく、個人ブログでなんちゃって哲学を語るただのおっさんですからね。
答えはスクワットをすれば『+』になるからです。

「おい、やっぱり哲学者みたいに胡散臭いこと言いやがってこいつを吊るせ!!」
と魔女裁判沙汰になる前に補足しますが。
スクワットは殆どの方が出来る自己投資、つまり筋トレなんですよ。
「いや別に俺/私は筋肉ムキムキマッチョマンになりたいわけじゃねーよ」
と思われるかもしれませんが、男女に関係なく誰でも筋トレは一定量した方がいいんです。
なぜならあなたが楽しいと思える行動にはジャンルを問わず体力を使います。
脳を使うものでも体を使うものでも全てに共通するのは体力を消費することなんです。
体力を使うのなら使うための力を日々つけておかなくてはいけない、
その日から急に「体力をつけるぞ!」とバッテリー追加するようにつけれる人は存在しません。
もし食事などで「体力がついたな!」と高らかに叫ばれる方がいればそれはただの錯覚です。
食品企業の誇大広告に騙されてプラシーボ効果が発動してるだけなので目を覚まして下さい。
ご理解頂けた前提で話を戻しますがスクワットは住んでる場所の大小に関わらず、
どんな汚部屋な方でもその場で立ち上がって腰を下ろすことさえ出来れば誰でもやれる、
最高の筋トレなんです。
やり方はアレンジして頂いて構いません、あなたが動画視聴を好む人なら
Youtubeを目の前のディスプレイで流し見ながらスクワットされるのが宜しいかと。
「OK 分かった。クソ胡散臭いけどお前の意見を聞いてやる。・・・さあ10回スクワットしてやったぞ次はどうすればいい?」
という素直な方には朗報です。まためんどくさくなったら20回スクワットして下さい。
「OK 分かった20回だな。・・・ふ~~クッソ疲れたが20回してやったぞ、次はどうすればいい?」
アメイジング!!あなたは最高の人間だ、今度は30回スクワットしてみましょう!!
「・・・ふざけんなよお前!!この調子じゃ一生スクワットする事になるだろうが!!」
とお怒りの方は大丈夫です。どうせ飽きますから、一生スクワットし続ける人なんて居ませんよ。
私がこれから一生10回ずつ回数を増やし続けたとしても実現できる人は存在しないでしょうし、誰もやらないでしょう。
でも筋トレで体力がついたら楽しい事をする時に役立つ、という知恵はあなたの身にスクワットと共に宿ったと思います。 それなら腕立てをしたりジョギングをしたりスクワットだけじゃ飽きるから色々と工夫を凝らすようになりますよね。
そうなれば後は楽しい事を見つけるまで筋トレし続けるだけです。
「見つからなかったらどうするんだよ、ただの筋トレし損じゃないか」と思われた方は損じゃありませんよ。それだけ続けられたのならあなたの体は目に見えて変化しているはずです。
変わった体はあなたの努力の成果です。
もし体質的に見た目が変わりづらい方でも中身は確実に変化しています。
疲れていた距離の散歩が疲れなくなったり、重くて持てなかったものが持てるようになったりと、千差万別ですが確かな変化がそこにはあります。
そうして楽しい事に巡り合ったときに培った体力を使って何でもやれば良いんです。
死神は筋トレで遠のきますので、さんざ楽しんだ後に逝きましょう。楽しんだもん勝ちですよ人生。
・・・もしシンジくんがこんな思考の子だったら筋肉ムキムキのパイロットだったのでは?
それはもうエヴァじゃなくGガンダムなのでは?と思ったところで今日は終わりたいと思います。
ほなまた!
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